毎回少しのカードゲームで、先生も上達できる提案「[はじめての即興作曲88]
「レッスン内で、即興や作曲を取り入れるのは、難しいです。
時間がありません」
というお話を伺います。
一度に、ある形まで持っていくのは、とても時間がかかりますが、
最終結果に向かって、細切れにレッスンで進めていく方法を私は、
これまでやってきました。
1曲仕上げるのに、タイトルやイメージ、コード、メロディとリズム
調性の有無、形式などなど、半年・1年がかりで。
全て分解して、今回は、これ1つ。次回は、これをつなげて・・と
いった具合です。
そしてもう一つ、毎回同じことを数ヶ月続ける。
しかし、毎回違うという方法です。
先生方もお忙しいですから、ご自分のテクニック・レパートリー・コード進行など、
学ぶ時間をつくられるのは、大変かと思います。
私は、昔から、子供たちのレッスン中に、コード進行を覚えたり、
テクニックで苦手なところを強化するために、一緒に弾いたりと、
活用してきました。
今回は、Game7を、メロディ(生徒)伴奏(先生)という形で行うことで、
生徒は、先生の弾くコードを耳にすることができる(経験)
先生は、そのコード使いを定着させることができる。
一石二鳥を目指します(笑)
Game7は、4小節の内、1マス(小節)穴あきになっていて、
好きなカードを一枚はめて、弾くというものです。
好きな音を弾いていいよ!というと、戸惑ってしまう子供たちも、
選んで弾くだけですから、安心🙂 時間はかかりません。
(中には、すごく選ぶのに、時間のかかる子もいますが・・・汗)
とりあえず、すぐにできる。
初見問題に、ピッタリだと思います!
苦手な子供でも、毎週3小節は、同じです(汗)
レッスンの最後には、ニコッと、今日も楽しいレッスンだったと思って、
帰ってほしいですね。
1分で弾くことができ、そのカードの裏には、番号が振ってあって、占いみたいになっていたり、
キャンディか、シールか、その日のご褒美がもらえる?とか、
簡単なイベントがあってもいいですね。
また、この4小節に、アーティキュレーション・ダイナミクスなど
さまざまな音楽記号(発想記号・速度記号・強弱記号など)のカードをトランプのようにひいて、
4小節を仕上げるのもいいかもしれません。音楽のジャンルも変えたり、移調したり・・・。
そして、先生は、ⅠーⅣーⅤーⅠ の伴奏のうち、ドミナントモーションをトゥーファイブワンに変更して、全調マスターできるかもしれません。
もし続けて後の生徒が、伴奏パートを弾いてくれそうでしたら、
その生徒も、コードが定着し上達します。
1小節カードを選ぶ→ 各小節の最初の音だけ決めて即興と続いています。
きっと慣れてきたら、3分で毎回即興作曲のレッスンができるのでは?
ご提案でした。
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