ピアノ教本いろいろ[はじめての即興作曲73]

私が大学に在籍していた頃、2年ほど大学でごいっしょした久保洋子先生。

指導していただいた作曲の先生が違ったので、しょっちゅうお話しする機会はありませんでしたが。

しっかり覚えています。この記事は、ずいぶん前に知ったのですが、今でも、とても素晴らしいなあと思います。



私が小学・中学生の頃、ピアノのレッスンでは、ハノン・チェルニー30番・バッハインベンション・ソナタアルバムの4冊をバッグに入れて、通っていました。


中1の夏のピアノ発表会で、突然ラベルのソナチネ と言われ、

心斎橋の日本楽器へ、父に頼み、船便で注文してもらいました。


届いて開けてみると、ピラピラの楽譜。高価で驚いたのと同時に、

弾いてみて何のことかさっぱりわからず。


当時、YouTubeもありませんし、調べることなく、楽譜と格闘!

右手と左手が重なって、どうやって弾くのか、これであっているのか?

響きが、全然違います。

テンポも、自分が弾ける範囲でないと、指示されていても、無視=無理。


NHKでは、「みんなのうた」という番組が1961年 

私が、7歳の時 スタート。

中田喜直先生の小さい秋みつけた や

他にも雪の降るまちを などは、好きで、


なぜ好きだったかというと、当時あまりない和音進行だったから。

とても新鮮で・・・というのも、童謡唱歌といったものしかなかった時代。

メロディが中心だったところ、戦後も近代化の・・・と

恐ろしく古い話になってきていますが・・・

そういう時代に育ったので。


そういう子どもだった私が、

古典派しか知らない小学生時代


突如現れた近代音楽

驚きでした。


現在では、4期と言われて、さまざまな時代の、スタイルも違う音楽を経験することができますが、


娘は、高校の時、音楽の授業でお箏があって、練習したとか。

日本の音楽を授業でも、取り入れられるようになりましたが、


日本独特の「間」の音楽。


西洋音楽では、休符?と、訳のわからないお話になってしまいそうですね。


ない空間が ある空間 


ピアノ教本に、日本の、こういった現代曲があっても、

日本独特の感性の曲、西洋的な日本音楽でない、全く異質の


西洋からしたら、何これ?

理解不能


といった曲があっても良いのではないかと。


自分で好きに解釈して、演奏してごらん!

なんて書かれてあったら、


なになに?っと

真っ先にそのページから弾いているだろう私。


ピアノは、まともに弾けないけれど、

作曲をしていて本当に楽しかった10代。



ウエストサイド物語で有名な、レナード・バーンスタイン先生

その著書に、自分では誇るべき交響曲を書いたのに、

それよりもウエスとサイドストーリーの評価が高くて、

憂慮していると書かれてあったことでした。


これだけ色々なものが手に入る時代ですが、


もっと色々なものがあっても楽しいのでは。

選べる自由があるのは、ほんとうに幸せですね。


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