3度で描写する[はじめての即興作曲43]
3度の響きは、明るく響くものと、暗く響くものがあると、感じます。
完全5度の雰囲気とは、全く別の感覚。
長3度だけの連続と、短3度の混じった連続、短3度だけの連続
これもとっても興味深い。
長3度だけだと、全音音階になって、
長3度➕長3度→ 増三和音の異様な響きになる。拡大感。
短3度➕短3度→減三和音となって、不安な響きになる。縮小感。
3度だけでも、随分遊べそうですね。
音楽記号には、発想記号(標語)というものがあって、
感情や様子などを表現する記号があります。
感情・心情の描写と
風景・動作などの描写を表現したり・・・
「森の中に、ひっそりすむ小さな動物たち、小川が緩やかに流れている」
風景描写として、静かに・風に揺れる木々・小さな動物たちの走り回る姿・・・
感情として、穏やかなゆったりした気持ち・日向で気持ちよさそうにしている・・・
など、自然の表現とともに、森の中にいる時の気持ちも表現できそうです。
ベートーベンの田園交響曲は、第5楽章まであり、
それぞれに描写的な標題が付けられています。
ベートーベンが小川のほとりを散歩をしている絵画の記憶がありますが・・・
小川の様子、雷や嵐のような表現に聞こえますが、
ベートーベン自身が、絵画的な描写を表現したものではなく、田園での喜びの感情を描いたものだ。と語っているそうですね。
ビバルディの四季も、スコアに、詩がたくさん書き込まれているのを見て、驚いたのですが、
ソネットというそうです。字幕付きの動画がありました。
時代によっても、作曲家によっても、さまざまな表現がありそうです。
サン・サーンスやサティなどの曲名も、想像できないようなものもありますね・・・
ユニークです。汗
曲を聴いて、逆にイメージが浮かぶ?!
そういうことも、あると思います。
標題音楽の歴史について、読んでみました。
今回は、描写的な表現として3度で、作ってみました。
Forrest Kinney Create Firast! 2 より 即興作曲
伴奏のみの編集です。自由に即興演奏してみましょう
0コメント