音楽の要素から[はじめての即興作曲3]
音楽の三大要素といえば、リズム・メロディー・ハーモニー。
これ以外にも、さまざまなものが存在しますが、
シンプルに考えたいと思います。
この3つの中で、一番スタートする素材として適しているものは・・・
リズムですね。
リズムを使った、即興は、とても楽しいものです。
リズムの中の、拍感覚と、拍子感覚を取り上げたいと思います。
基本になるリズムは、心臓の鼓動・歩くときに左右に足を出して・・など、人間の身体からの感覚からスタートです。
身近な時計のピピピピなど、生活していて周りから聞こえてくる音も、取り入れながら、感覚とリズム感覚を繋げられるようなところから、スタートすると、わかりやすいかもしれません。
次に、基本的な拍を、二倍に伸ばしたり、半分にしたりと、視覚・触感覚・文字や絵にして説明して基本的なリズムを規則正しく取ることと同時に、
絵本などから受けるイメージを手を叩いたり、周りにある楽器や物などで、表現するのも楽しいです。拍感覚や拍子感のない世界と、同時に膨らませます。
イメージからくるダイナミクスを、感覚をフル動員して、リズムで楽しみましょう。
幼児期のそういった自然や会話から、リズムを楽しみながら、
リトミックという分野で、四分音符・二部音符などという音符を楽しみますが、
その進め方は、まず、これまで先生方がお使いになった方法で、勧められることが良いと思います。
私は、30年近く前に、リトミック研究センターの岩崎先生から、直接色々学ばせていただきました。
私には、その音価の取り方が、とても気に入っているので、孫たちにも、その方法で教えてあげています。
シンプルで、応用がきく、理にかなっている、という点です。
学校などでは、四分音符をタンと言いますが、ピアノでタンといって弾いてしまうと、
本当に鉄琴か、木琴で叩いたように、音をつなげる意識が薄まります。
ターターという表現は、好きです。
特にシンコペーションの歌い方になると、真ん中の伸びた音が、タンでは、表現が難しいですね。
また最初に、2拍子から入り、1拍増やして3拍子、2拍子を二つ並べて4拍子という考え方は、
成長とともに理解しやすいかと思いました。
そういったことでリズム創作も、シンプルで、とてもアレンジしやすく、4部音符を足し算で、並べる方法から比べると、パターンを知って、拍子感も同時に養え、作曲まで無理なく指導することができました。
導入には、4部音符をいくつか並べて作る自由創作の前に、パターンを使ったリズム創作は、限られた時間でのワークでは、お互いに悩む時間が少なくて、難しいことをさせられているという感じもなく、おすすめです。
毎週ワークショップを開いています。
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