即興や作曲を[はじめての即興作曲66]
今回は、私の経験からのお話。
ほんとうに音楽が好きで、大好きでっていう子どもがいますが・・・😊
即興や作曲をカリキュラムに入れている場合、
絶対音感を持っている子どもがいたら、
興味を持ちそうな曲や、デザイン(アナリーゼや楽器・奏法などなど)を用意してあげれば、
それだけで、自分のやり方で、
楽しんで自分の世界を開拓していく子どもが多いのではないでしょうか。
自分の中の記憶装置が働き、数が増えてくると、
独自の組み合わせなどで、
自由に遊び始めることと思います。
出てこない場合でも、ちょっとしたヒントで、
全て理解できてしまうこともしばしば。
1からの説明は不要で、感覚でこなしてしまうことが多いかと思います。
そこからまた、新しい曲や発想などのデザインをプレゼントしてあげると、
興味があれば、次々展開し始めて、夢中になって遊んでいくと思います。
というのは、これが私の体験だからです。
私よりももっと高度なことをする子どもたちを何人も見てきました。
ですから、これは一つのケースに過ぎません。
これまで教わってきた先生方に、
どうしてすぐに次々曲が書けるのかと尋ねられることがよくあったのですが、
勝手に出てくるし、何か面白い曲や和声や、面白いという趣向のヒント、
これは、音楽に限らず、絵画や景色や、詩・・・などなど
デザインとなるものを見つけてきては、楽しんでしまいます。
ただ、優秀である、とか、芸術性が高いとか、
そういうことは・・・別かと・・・笑
個性(汗)
一般的に、このようなケースがあると、才能があるはねっという言葉が返ってくると思いますが、
ただ好きだというだけで、特別ではないと考えています。
運が良かっただけです。60数年前に、5歳でピアノを習わせてもらえて、
毎日楽器に触れることができたという、ただそれだけの条件です。
もし、無音感(江口寿子先生がおっしゃる)、相対音感を身につけていない、
子どもがいたら、早めに音感練習することをお勧めします。
ひとつずつ確実に、理解できる方法を身につけるカリキュラムが大切だと思います。
現代近代の曲や、テンションが多い曲、
調性がないような曲になると、
音程の音感を、しっかり身につけていないと、
音楽を自由に楽しむということが難しいと思うことがあります。
センスはいいのに、それを表現する道具だけが揃っていない。
指導される先生方にとっては、
とても理論的なお話が続くと思います。
これは先生ご自身も、音感訓練を受けてこられた方が少ないかもしれないからです。
そういう理論的なことが苦手な場合、
先生ご自身も苦手、それを楽しく指導するのは・・・
無理やりさせられているのでは・・
そこでゲーム感覚や、仲の良い友達とか、
助け合ったり、教え合ったり、興味を引くような内容で
楽しく続けられるように工夫されると・・・
これらは、本当にいっぱいありますから、
音楽って楽しい!
そして自立して楽しんでいける!
そういう子どもたちや、指導される先生の増えることを望んでいます。
最近は、スマホ一台で作曲できる時代です。
パッチワークというか、コラージュというか、
データーを繋ぎ合わせただけでも、素敵な音楽になりますが、
1音から作り上げていくという、
そういう作曲も、小さい時からピアノを習わせてもらっている子どもたちには、
経験できる可能性があります。
未来ある子どもたち・・・
でも、これもご縁かと思うこと度々です。
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