2部形式?それとも3部形式?[はじめての即興作曲57]
形式の復習をしています。
昔むか〜し 2部形式のAABAは、3部形式です、と
教わった記憶がありました。
人間の記憶力は、一度聞いても、覚えきれません。
そこで、テーマは2度演奏して、聴衆に覚えてもらい、
次に現れるBが登場して、
そこで比較できるわけです。
そういったことから、2部形式のAABAは、3部形式と考えることができます。
と記憶にあったのです。
ところが・・・
バロック時代、リピート記号が、たくさん出てくる曲に出会います。
私は多声部の曲は、苦手で、
あまりバロックの曲は、練習しませんでした(汗)
バッハの装飾音符など、模様のように見えて、上に飾る、下に飾る、
トリルの最後の飾り方など、説も色々あり、
時代によっても違い・・・?!
2回繰り返すところは、同じに弾かないで、どちらかを強くする、弱くするなど、
聞きかじりで、詳しく調べたことがありませんでした。
調べ物があり、「楽譜の向こう側 西尾 洋一著」を開けていたら・・・
偶然、くりかえしについて書かれてありました。
バロック以前、同じことの繰り返しには、自由な即興や変奏があった。
読んでいて思ったのは、
音楽には、対比される部分がある
ソナタ形式に至るまでにも、
お汁粉に塩昆布がついているように?笑
甘いものを引き立たせる塩味が、より甘さを引き立たせる。
2部形式は、3部形式は、という分析は、どうなのかと疑問に。
aaba = AB 2部形式
aabbaa = ABA 3部形式
と一般に書かれているけれど
繰り返し記号をつけて演奏したものを、聞いてみたら・・・
それぞれバランスをとって、対比される部分がある、
その箇所の配分が、さまざまである。
この感覚だけで、いいような気がしてきた(笑)
後から、形式という名前で、分類されているのでしょうから。
今回は、なにか おかしな自分の結論に・・・
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