3音で遊ぶ[はじめての即興作曲11]
3音揃うと、メロディーも色々なパターンを作ることができます。
上行下行・山型谷型・順次進行・飛んだ形などなど
パターンを探してカードに作るのも楽しいです。
模倣からスタートしてもいいですし、
パターンカードを作って、それらを見ながら弾いてもいいです。
聞いてマネをする、耳コピーの経験も
読譜の準備として、丸を追って弾くことも、
それらに慣れてきたら、
●イメージを足して、微妙な奏法を工夫する経験も、
●メロディーパターンから、リズム変奏を作ることも、
●形式のカードから、2部形式や3部形式などの曲も作ることができます。
年齢やタイプによって、これら様々なことを、楽しく広げて行くことができます。
◆3音でできた曲
パンやさん
◆冒頭部分のみ
三匹のネズミ
月の光に
ドレミのうた
トントントントン ひげじいさん
メリーさんのひつじ
そして、メロディーを曲らしくまとめるために、この先、
半終止・完全終止の経験をしてみましょう。
<2部形式を作りましょう>
①パターンリズムを用意し、4枚目・8枚目は、止まるような感じのリズムパターンに
②4小節目には、全音符や2分音符を用意し、止まる音を指定する。
③その決まりで、即興してみます。
★半終止などの音を決める前に、色々な音を聞いたり、弾いたりして、
どのような感じになるか、観察することも大切ですね。
決めつけないで、遊んでからスタートしてみましょう。
この「遊ぶ」というところが、1番のポイントです。
考えている時間を、待ってあげること、
あまりヒントを言わないこと、
リーダーや先生は、たくさんのことを考えておいて、
こんなのはどうかな?とチラッとヒント的なことを紹介、
出てこなくても、また突然思いつくことがある、
ということを伝える。
興味がないと、考えようとすることもしない、
リーダーや先生が、興味を持って楽しく考えている姿を見せてあげる・・・
などなどいろいろなことを想像してしまいます。
グループの中の一人が、楽しくしていたら、それをできないと思っていても、
あきらめていても、その場にいて、みるだけでも
とても学びになります。新しい回路が体験できるのですから。
完成形を目指さないということが、即興や作曲にとって必要だと思っています。
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