児童期の社会性の発達②
何十年も前のヤマハの雑誌の切り抜きです。
ピアノ教師のための心理学講座 伊藤英造著 幼児音楽教育家
4つのポイントがあると書かれています。
1、音楽能力の発達上の特徴についての確認
2、統合化学習を心がけること
3、主体学習を心がけること
4、豊富な音楽体験を
とあります。
江口寿子先生が、なぜ、読譜のシステムを開設されたのか読んで、
分解作業一覧を見て、何を今、その子に指導してあげるべきか、その道筋がはっきりし、自信を持って指導することができました。
「読譜の連続置き換え作業」という名前に、当時驚きました。
ただ単に、力不足とか、何回言っても覚えていないとか、仕組みを知らず、意味のない繰り返しをしていたと思ったのです。
伊藤先生の説明には、理解する力(知的能力)を分けられていました。
1、児童前期(小学1年生=3年生)実感期といわれる時期
それまでの幼稚園児「模倣期」とは異なって、標題音楽を聞いて、喜んで聞くようになる。
音楽に対する豊かな感性が育つ時期。
2、児童後期(小学4年生〜6年生)音楽全盛期
音楽の構成や形式に強い興味を持ったりします。
知的学童の発達している時期で、集中力や記憶力のトレーニングが重要。
即興・作曲をしようと考える際、聴音の大切さを感じます。
①模奏・模唱
②1つだけ違う音を考える(創作する)モティーフや半終止・完全終止など。
③前半のAは即興で演奏し、後半のAは模奏する
④前半のAは即興で演奏し、後半のAをBにして即興で変える
⑤一人で、1曲作る。
ざっと簡単な流れですが、これをもっと細かくして、難しいことをさせられていると思わせないように工夫します。
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