これまで受けてきたセミナーから①
即興の進め方にあたって、これまで私が影響を受けた先生方について、ご紹介させていただきます。
江口寿子先生 どれみふぁどんぐり 絶対音感といった方が、有名かもしれません。
約35年前、1987年に大阪から東京の講習会に伺わせていただいた時の資料です。
この資料は、現在一音会から、多くの書籍となって続いています。
私は、娘が6歳の時に、江口寿子先生の楽譜に出会いました。
私は、バイエルで育ちました。ピアノは、幼稚園のシスターから習いました。
ピアノはその時に買ってもらえましたが、父が音楽を聴くのが好きでしたが、
音楽一家ではありません。
好きでよくピアノは弾いていました。
そういう環境で、白鍵の音は絶対音感がついたようです。
その後、中学でソルフェージュの聴音などの厳しい専門的な訓練的な練習を受けました。
そのおかげで、音程から聞き取るという方法ではない聴取方法ですが、
同時に10音のランダムな和音を叩かれても(奏でるという感じではない)何の音がなっているかはわかる程度。そして楽譜を見て、どのような音か聞き取れるという、そういう訓練(?)を高校まで受けました。
それまでは、ピアノは優秀に弾ける子供ではありませんでした。
テレビで流れてくる曲を弾いてほしいと、父からよく言われたのですが・・・
ピアノを習っていて弾けないの?とよく失望されていました・・・
それ以後は、楽譜がなくてもメロディーだけではなく、ハーモニーの記憶も重ねて、演奏できるようになりました。楽譜を見て、どのハーモニーが使えそうか、聞こえてくるようになりました。
とても便利です。そのようなことを体験してきたので、江口寿子先生の語られる、絶対音感と相対音感の価値観が、とてもよく理解できます。
どちらでもいいのではないですか?
相対音感で理論的に学び、絶対音感がついたための不都合なことを考えたら、どちらでもいいんじゃないですか?というお話を伺いますが・・・
私は、苦労なく音楽を楽しめたり、現代曲のような機能和声の曲以外でも楽しめます。
音楽的でないという傾向があったのですが、即興作曲するのが好きだったので、とても便利でした。
ただ、運よく、聴音などのソルフェージュを学べたことで、使い勝手が良くなったとお話できるのであって、その後相対音感のレッスンを受けなかったとしたら、絶対音感が邪魔をして、楽しめないということも出てくると思います。
そういった意味で、小さい時にしかつけられない音感教育も、一生を考えた中で、判断できるものなのでしょう。
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