活用法講座の一部をご紹介します
即興がお得意の先生と
初めてのご参加で苦手とおっしゃる先生が
ご一緒にワークショップへ参加されると・・・
素晴らしいコラボレーション‼️でした。
お互い自分にないものを知ることができます!
貴重な体験だったと思います。
あっという間の2時間で、
楽しかったとご感想をいただけ、
ホッと安心と同時にうれしかったです。
子供たちの中にも、
何も言わなくても一人でアレンジしてしまう子どももいますが、
どのように指導してあげると
苦手意識、恐怖心なく
一人でアレンジできるようになるのか
方法を考えてしまいますね。
一人一人違うと思います。
今回、
得意な先生が、思いもかけない変奏で演奏してくださいました。
イメージたっぷりで、
すぐ子供たちにも教えてあげられそうな変奏です。
変奏の種類・スタイルもたくさんあります。
同じ楽譜に、スタッカートとスラーだけをつけて
変奏するというご経験はなかったかと思います。
私も伝え方が悪かったと・・・反省
気づけました。
そうなんです。
初めて!
話を戻し、
レッスンでただ楽しく、行き当たりばったりでも良いのですが・・・
それもとても大切なことで、
そのことが子供たちの原動力となると考えています。
また一方、将来、ソナタ形式や、
現代曲の芸術的な個性ある作品を
理解できる力も
小さな時から感じ取れるプログラムを
一つずつご紹介しなくてはと考えています。
先に通じる音楽遊びです。
原曲の音の長さは変えて書いていません。
本来は2拍子で、
8分音符で書いた方が良かったかと思います。
すみません。つい、うっかり💦
譜読みが苦手という生徒用⁈
蝶々🦋さんの様子を
スタッカート・スラー・テヌートで
表現してみました。
3番は、Andante
4番は、Moderate
5番は、Allegro
6番は、AdagioまたはAndante
の動きです。
さあ、どのような動きをしている蝶々🦋さんでしょう?
ワークショップで行うプログラム内容の一例です。
オルガンピアノの本3のワークブック
最初から2ページ目の課題です。
新ワークブックにはない課題で、
スタッカートとスラーの表現を簡単に
記号の意味を知るための課題となっていますが、
それをもっと楽しく感じて欲しい
想像力を持って、
同じスタッカートでも
動物の種類が違うと、
スキップして飛び方も違う。
重さも違う
そうしたらタッチも変わる・・・
4分音符に付いているスタッカートは、
みんな同じではないという体験を
逆に自分が五線紙にスタッカートとスラーを書いて、
思うイメージを演奏する体験をする。
同じメロディで!
これは小さな子でも
興味深く演奏できるものと思います。
お話や言葉だけでもイメージはできますが、
身近なぬいぐるみ🧸や絵のカードなどで
その重量・肌触りを体感できてもいいですね。
オルガンピアノのレパートリー3の
レベルの曲には、
様々なスタッカートやスラーの表現が多くありますので、
旧ワークブックのこのページは
発展させ、想像力と一緒に
ご指導されてはと
ご紹介いたしました。
新ワークブックには、
ほんのわずか紹介されていますが、
このような比較するページはありません。
とても意識しやすいページだと思います。
たくさんのプログラムをご紹介しましたが、
大切なことは
『目的はひとつだけ』
それは、何を伝えたいのか、先生も自覚し、
生徒も何を考える課題なのか意識できること
これが明確にされると
あれもできていない、
これもわからないという
混乱は防げます。
例えば
●まだ奏法が未熟な場合
指が曲がっている、
手首が下がっている
力がいっぱい腕や肩にかかっている
など注意を言って、気を向けさせると
この課題の
「イメージと感触」に意識が行きません。
そういった場合は、変な弾き方でも
体で感じ、それを音にしようと考えて
弾いている姿勢を目的に進めると良いかと考えています。
そういった『感じて弾く』ということを体験できたら
次にテクニックへと結びつける
手首を軽く支えて、こうしたらどのような音になった?
うさぎさんが軽く飛んだ音に聞こえる?と
尋ねたり・・・
様々な奏法の指導にも向く課題だと思います。
次の課題に移るまでの期間は、
その生徒の成長段階で様々だと思います。
またこれらは
●楽譜を見て弾けるけれど表現が機械的で無機質な場合
●先生の指導通りに美しく弾いているが、
意味を感じているかどうかわからない場合
このようなケースにも
応用できるかと思います。
音楽を聴くワークの大切さをプログラムに入れてあります。
ですので、
目的をしっかり把握されて、
このプログラムをご活用いただければと思います。
もちろん作曲する時に生きてきます!
分析するということは、
こういった気持ちと音との関係を
調べることだと思います。
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