とかげしゅるしゅるワークショップ
2022年1月
セロリっくぽよよんパークに去年は、こちらのテキスト「すきなおと、ひこう」から
ワークショップのグループで参加させていただきました。
昨日は、新しい方もご一緒に、去年していた方法とは違って、
これまで子どもたちにワークシートを渡して、作曲してきた方法を体験していただきました。
シート5枚分。
自由に即興する方法と、クラシックの理論を取り入れた方法の2種類です。
去年まで、私は、この30年、苦手意識のある子どもたちに、一つずつ書き入れたら、
1曲が完成するというシンプルなテンプレートを使って作品作りをしてきました。
しかし、先生方には、軽く提案をさせていただくだけで、細かな指示はしていなかったのです。
それは、さまざまな方法を、ご自身で探していただいた方が良いと考えたからです。
どころが、
私の去年の体験談。
ちょっと音楽とは違った初めてのジャンルの講習会に参加しましたところ、
そのカリキュラムの甘いところが、初心者には、さっぱり何をして良いのかわからないという進め方。
半年、何もできずに終わったという非常に稀なケースですが、久々に体験しました。
普通、ざっと聞くと、ささっと一人でこなす性格です、が、
全く手付かずで終了。
そこで、もう一箇所同じジャンルの違うところのセミナーに、参加したのですが、
そこで一般的には起こらないハプニングが出現。
対処の仕方がわからず、質問しても、逆にキレられて・・・
もっとわかった質問の仕方をするようにと叱られ・・・?!
何がどうなっているのかわからないから、1から説明したら、
最初から、そんな初歩的な長いことは質問はしないようにと言われ・・・?!
結局、何もわからないまま1年が経ち、断念することになりました。大笑
その結果、私が得られたことは、素晴らしいことです!!!
わからないことが、わからない という状態を体験できたこと。
こういう経験は、今まで60年間なかった。
ものすごいことです。生涯で今までなかったという。
これは、何からしていいのかわからない作曲や即興という世界にいらっしゃる方々の気持ちがとってもよく理解できた思ったのです。
感覚的に、想像してはいましたが、
そうではなく、なんで教えてくれないの?
当たり前のことかもしれないけれど、それがわからないって言っているのに・・・汗
ということから、
子どもたちのために作ってきた昔のワークシートの方法を思い出し、
作り込んで準備させていただきました。
まだ、これでも足りないと思いつつ、これでどこまで理解していただけるか
ワークショップを開かせていただきました。
色々、こちらの思っていたことと違って、初めてのことでしたから、
方法がわからなかった点が数カ所。
一般的に分析で使われていて、ご存知だと思っていても、それを自分が置き換えて作曲するのとでは、やり方がわからなかったということがあったこと。
数人の先生方が、全員違う作品になって、完成できたこと。
それぞれの方の作品の感想を述べることが、実際、ご自分の子供たちのレッスンにおいても、
感想の声かけの方法が広がって良いのではないかと。
自由に任せて伸び伸びできる子供たちにも、クラシックの芸術的な方法を体験して、自分の幅を広げてほしいこと。
苦手で、何からしていいのかわからない子供には、たくさんのワークシートをして、
学んだ方法の中から選んで、自分なりの作曲ができるように、
そして、お友達の発想からも、影響を受けて、自分からも自由な発想を生み出す力になってくれたら。
この「とかげしゅるしゅる」は、半音階の即興になるので、現代的なユニークな曲が完成できました。まだ途中までしか完成できませんでしたので、一人で弾く即興曲を作っていただき、
次回、フォレスト先生の課題
連弾で即興をし、苦手意識のある生徒たちが、自然と即興しやすくなる、
そして一人で即興できるようになるレッスンを、ご紹介したいと思います。
このとかげの曲を、パート2として弾かれ、子どもたちが、パート1として片手で半音階の即興を弾いてもらう。少しのフレーズで、大丈夫。先生の作曲した演奏が、演出効果をあげてくれることになるでしょう。
詳しい内容は、次回に・・・
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